ナラメカイメンタマフシ(両性世代)
ナラメカイメンタマバチによって、ミズナラなどの枝先の芽に形成される虫えいで直径5〜7mm、表面に水分をふくむ小突起が密生し、銀白色をしている。成長とともに赤紫色や黄褐色、または黒褐色に変色し、成熟期には水分が無く、乾燥して海綿状となる。内部は木質で堅く、数個の虫えいがくっついている。幼虫室は長楕円体で、1室1幼虫。
[虫えい形成者]
ナラメカイメンタマバチ タマバチ科 Aphelonyx glanduliferae Mukaigawa
[生態]
虫えいは芽の伸長に合わせて出現し、6月には虫えい内で羽化した成虫が脱出、若葉の葉脈に産卵する。
[関連寄主植物] ミズナラ、カシワ、コナラ