飼育と撮影機材
寄主植物を1〜2週間、枯れないようにするのが目的で、白い紙コップを半分くらいに切って底に茎をとおす穴をあけ、底を上にして茎を射し込み、紙コップの中にミズゴケを水に浸して軽く絞ったものを、少し硬くなるくらい詰める。
寄主植物を生けた紙コップを広口瓶にいれ、口を料理用のラップでふたをして、輪ゴムを掛けてしわを伸ばし、瓶が露で観察し難くなるのを防ぐため、細い針で空気穴をたくさん開ける。
飼育用広口瓶
撮影用に紙コップを使うのは、広口瓶内で羽化した成虫を紙コップに移し、ラップでふたをして逃げないようにするためで、広口瓶の口の大きさと同じくらいのものを用意する。
成虫が羽化すると、広口瓶のラップを取って紙コップをかぶせ、成虫が紙コップに移ったら、広げたラップの上に、逆さのまま紙コップを置いて輪ゴムを掛ける。
成虫は上へ移動する傾向が強いので、紙コップを下向きにしたまま移動すると、逃げられることが少ない。
撮影用紙コップ
紙コップを上にむけて輪ゴムを掛け、丁寧にラップのしわを伸ばす。このとき、ラップに穴を開けると、撮影の邪魔になるので穴は開けない。
薄くて透明度が高いラップは、真上から撮影すると外光の反射が少なく、ピンと張ったラップは、収縮性があるので何時までもしわが寄ることがなく重宝している。
フィールドで羽化した成虫が求餌するのか不明だが、蜂蜜と果汁を混ぜ合わせたものを、紙コップに塗っておくと、その場所に集まってしばらくは動かないので撮影がしやすい。また塗る場所を変えると、撮影する成虫の向きを変えることができる。
屋内撮影
使用撮影機材
[屋外撮影]
デジタルカメラ OLYMPUS C-3040ZOOM
〃 OLYMPUS C-730 Ultra Zoom
〃 OLYMPUS C-740 Ultra Zoom
〃 OLYMPUS SP-500 UZ
コンバージョンレンズ OLYMPUS MACRO CONVERSION LENS f=400
〃 Kenko MC CLOSE-UP No.3 f=330
液晶フード 2.5インチ用ルーペ付(自作)
レフ板(反射板)
[屋内撮影]
デジタルカメラ OLYMPUS C-730 Ultra Zoom
〃 OLYMPUS C-740 Ultra Zoom
〃 OLYMPUS SP-500 UZ
コンバージョンレンズ OLYMPUS MACRO CONVERSION LENS f=400
〃 Kenko MC CLOSE-UP No.3 f=330
〃 Kenko MC CLOSE-UP No.10 f=100
三脚 Velbon mini-F
レフライト インバーター蛍光灯(12W)
レフ板(反射板)